自分のための口紅
マスク生活、自粛生活になってからおざなりになっていた(というか、する気力も減退していた)メイク。
久しぶりに、誰と会うでもないけど最低限の薄いメイクをしてみました。
ファンデーションは気乗りしないのでかなり薄く。荒れ地と化していた眉も軽くカットして整え、パウダーのアイブロウ、あとはチーク、ブラウンのアイシャドウ、赤めの口紅を指で薄くポンポン。
これがなかなかの癒しになりました。
出勤する前にしていた
「しないわけにはいかないから」とか
「テイを整えるため」にするメイクは
単に作業、という感じのものだったけど
ただ純粋にするメイクは義務感がなくて、遊んでいる気分。
何に追い立てられるわけでもなく、
キャンバスに絵を描くような気持ちでリラックスして、気分転換にもなりました。
特に口紅はセラピー効果がありますね。
唇の薄い色がほんのり赤くなってくれるだけで、ホッとするというか、心がフワッとなりました。免疫力が上がりそう。
気持ちを持ち上げてくれて、自分を良いものと思える。セルフエスティームにも良いなぁと。
因みに実家の祖母(84)は毎朝、ラジオ体操をした後に必ずメイクをする人です。何の予定もない日でも。
メイクをすると、その後の家事やら作業が捗ると言っていました。まさに歯磨きレベル。
ご飯中に急な来客があっても慌てて出て行かずに「ハーイ」とだけ言って待たせ、
マイペースに口紅を塗り直していたのを見たときは感心しました。
わたしもそんなおばあさんになりたい。
たかがメイク。されどメイク。
鬱々とした日こそ、自分のために口紅はつけておこうと思いました。