先日「近況」というタイトルで書いた父のことの現在地。
紆余曲折あったのち、最終的に町の内科医院へ相談に。
そこは私も子供の頃から風邪をひいたらよくお世話になっていた病院で、おばあちゃん先生がいたのだけど、今は息子さんが2代目として跡を継がれています。
なんというか、大きな病院ではよくあるストレス(受付から診察までの時間の長さ、広さ故に廊下を連れて歩かせる距離の長さ、違う科に取り継がれたらまた一から説明しないと理解してもらえない心細さ、検査して欲しいとなっても予約がいるため、後日出直しになるetc..)がなくて、敷居も低く、先生も冷たくなく、本当に助かります。
そこの医院、今では介護相談もされていて、理学療法士さんによるリハビリが受けられるようにもなっていた。時代の変化を感じました。そして灯台下暗しとはこのこと。
で、早速ケアマネージャーさんを紹介してくださって、そこから話は現実的に進みました。
・現在市役所で申請中の要介護認定、かかりつけの病院でリハビリ検診してもらって意見書をもらってください、と。そしたらよりスムーズに降りますと。で、その通りにした。
今は介護保険証が届くのを待っている。介護度はその時に分かる。認定が降りたら、家の中に手摺りをつけてもらう。
訪問リハビリをやるかどうかは父の意向も聴きながら追々相談する。
・市役所の人に来ていただいた時の質問形式の簡易な認知症テストでは、「認知機能に少し問題がありますね」という回答だった。
その後、先日の町の内科でも質問形式の認知症テストを行ってもらったところ、「境界」と教えてもらえた。境界はまだ病院で治療のレベルではないとのこと。それも一つわかった。(そう、私たちはそこが知れたら助かる。)
そんな感じで今。
父は65歳。母は62歳。一人暮らしでもなければ、老老介護でもない常態。軽度なのですね。
余談ですが、同居の84歳の祖母はまだまだシャッキリしていて、趣味でボウリングをするくらいに元気。父がおかしなことを言っても、参ることなくジョーク混じりで楽しく返してくれるので、とてもありがたい。
しかし父の現状といえば、(夜によく目を覚ます、夜中の大声呼び出しあり、転倒あり、記憶に問題あり)ですが、
これくらいでは、平たく言うと、介助レベルもそこまで高くないんだということも分かった。
もっと、もっと、大変な人が沢山いる、ということですね。。
認知症の義母を持つ叔母が言っていました。介護レベルが高くないうちが、一番しんどいと。夜中起こされても、大声を出されても、大きな体で転ばれても、ずっと同じ質問をされても、その程度なら、一緒に暮らしながら様子を見るということになる。
そう思うと、これよりももっと手のかかることを、プロの方はやってくれてるんですね。頭が下がります。
幸い、わたしの母は三姉妹の長女で、県内に2人の妹がいる。父がこうなってからは、父のことを「お義兄さん〜」と言ってちょくちょく会いに来てくれる。車に乗せて、カラオケに連れて行ってくれたりもする(入口の一番近くに停めて、トイレの一番近くの部屋を予約取ってくれた)
父のお姉さんも、月に2回、車で連れ出して父の実家に1泊で面倒みてくれる。(うちは母の実家なのです。)
申し訳ない気持ちもあるけれど、家の外の人が状況をその目で見てくれて、現場の温度感を共有してくれるというのは、とても心強いことです。
なんだかんだで、なんとなく状況が飲み込めてきたこのごろ。
介護業界の方からすると、無知なことを沢山書いてしまっているかもしれませんが、、。
現在地がわかってくると、何をしたら良いかも見えてきます。人間、見通しがつかないのが一番不安です。でも、こうなってきて色々冷静にとらえられるようになってきました。
まだまだ日毎に変わる父の様子も、様子見。
けど何かがあれば相談できる人がいるというのは、心の支えです。
関わってくれている全ての方に感謝。
気を配るところは配りつつも、自分の時間もちゃんと充実させよう。
まとまりのない文章で、自分の整理のためのメモのようですが、
お付き合いいただいた方、読んで頂いてありがとうございます。