料理にみる自分らしさ
今の世になってから、ほぼ毎食自炊するようになったので
毎日食べたものを写真で記録しています。
そしたら、手料理にはどうしても滲み出てしまう「自分の顔」みたいなものがあるんだと改めて思いました。
どの人のレシピを参考にしてつくったって、ベースに自分の雰囲気が出る。
ぬいぐるみの表情が、作り手の顔に似ていたりするように。
誰かに作ってもらったご飯もそうですね。その人のリズムや、勢いがどうしてもそこに現れる。
あと、焼き飯、混ぜご飯、サンドイッチなどの炭水化物+具材の混ぜる系が頻出していることにも気づきました。
和洋折衷上等だったり
和え物、蒸し物があまり出てこないところ。
情熱にまかせて、ついつい器に盛りすぎていたり、
ブームが来たら3食くらい連続で同じものを食べる傾向にある、などなど。
無意識がそこには詰まっていて、写真だと客観的に見ることができるから色々分かって面白いです。
案外自分の癖って、気付かないものだなと思いました。
そして良いことは、下手なりに日々ちょっとずつ進化していること。
無意識の癖に「気づく」と、人間は自然と改良していくみたいです。
一人暮らしだから毎日自分の分しか作らないし、余計に料理が自己対話的な行為になっているのかもしれませんね。
その人の雰囲気が出る。
人間の手から生み出されたものの、愛おしいところです。