diary

日記 雑記

コーヒーのちょっとしたひと手間

 

イノダアキオさんのコーヒーがおいしい理由
 

 

最近読んだ本。コーヒーを美味しく淹れるコツが、分かりやすくいくつか書かれてありました。テクニックよりも心のかけ方が大事で、かつ、難しいことじゃないよ、という姿勢がどこか料理研究家土井善晴さんみたいだなと思いました。

 

本によると、

コーヒーは封が開いていると、上から香りがどんどん逃げていく。

だから使う前に、袋を赤ちゃんをよしよしとあやすように、上下に優しく振って混ぜるといいんだそうです。

 

早速やってみました。開封済みの袋をゆさゆさと優しく振ってみる。「赤ちゃんをあやすように」という表現のおかげで、優しい気持ちまで湧いてくる。そして本当に、いい香りがふわっと上がってきます。

 

理屈が分かるのが好きなので、こういうひと手間を加えることでコーヒーが美味しく飲めるんだなと思うと、とっても嬉しくなりました。

 

ベシャメルソース

牛乳1000mlのパックが手に入りました。嬉しいけど一人暮らしに1000mlはちょっと多め。どうやって消費しようかな〜と考えた結果、ベシャメルソースにして冷凍ストックすることにしました。

 

ベシャメルソース

〈材料〉

・バター 50g

・小麦粉 50g

・牛乳 500ml

・塩  少々

 

〈作り方〉

①鍋にバターを入れて弱火で溶かす。

②バターが溶けたら小麦粉を少しずつ加えていき、混ぜる。(焦げ付かないように木べら等で素早くまぜます。だんだん一つのまとまりになってきます。)

③火を入れたまま、牛乳を50mlくらいずつ加えて混ぜていく。馴染んだらまた50ml加えて混ぜる、を繰り返す。

(途中から道具を泡立て器にかえると、ダマになりにくいです。)

④ポタッとしたホワイトソースになってきたら塩で味を調える。

 

出来上がり。

 

コツは焦げ付かないように素早くかき混ぜることです。でもやりすぎると飛び跳ねるのでご注意です。(経験者)。

 

おたまに一杯分だけ今日のために取っておいて、残りは冷凍保存しました。

 

そして取っておいた分で早速今晩はクリームパスタに。具はほうれん草としめじと玉ねぎで。

これがなかなか、うんまい。

手作りベシャメルは、小麦とバターと牛乳の風味がシンプルに分かって、素朴で優しくて、おいしいです。

 

 

初ベシャメル作りは21歳のときで、カナダのバンクーバーにワーホリで滞在していた時に出会った、ひとつ年上の日本人の女の子から教えてもらいました。

私がポットラックパーティー(持ち寄り)に参加するためにポテトグラタンを作ろうとしていたところ、その子が「ベシャメル、買わなくても作れるよ」と。

 

角部屋の、真夏の窓全開のキッチンで、半袖を肩まで捲り上げ、そよ風を浴びながら力強くベシャメルをかき混ぜる友人。

因みにそのベジャメルで作ったグラタンはとても美味しくて、

ポットラックでも「ホテルの朝食みたい!」と好評でした。

 

あの時の、キッチンに立つ友人のたくましい後ろ姿を思い出しながら、「あのリズムで。元気に。たくましく。」と思い出しながら今日も作りました。

 

 

 

栗の渋皮煮

「当面の予定がなくなったから、こんなことも腰を据えてやろうと思えるわ〜」と

母が栗の渋皮煮を大量につくっていて、分けてくれました。

栗の渋皮煮って、重曹を加えた水で茹でてアクを抜き、大きな筋は竹串で取って、小さな筋は手で優しくこすって取って、、を繰り返す。とても手間のかかる作業らしいですね。

考えただけでも大変。

確かに今はそういう「大作」に取り掛かるのに持ってこいかも、と思いました。

祖母(84)は楽しみにしていた地域のボウリングのレッスンが無くなり、「英語を1日ひとつ覚えようとおもって」と、なにやらセンテンスの書かれたカードを読み上げていました。

思い立って勉強するのもいいですね。

 

おうち時間が増えたことを好機とする工夫、自分は何をしようかなぁ。

今夜はブギー・バック

完全に趣味の話です。小沢健二さん、「今夜はブギー・バック」が好きで。

それがアフリカの路上で唄われている動画をYouTubeで見つけました。

 

曲関係なしで観ても、この路上の風景、まろやかな太陽の光、ゆっくり流れた時間、美しい唄声、ただただ楽しい〜という空気に、心がほぐれました。

 

↓3分50秒からです。

 


アフリカの路上ライブで今夜はブギーバック聴けるらしい

 

日本の、しかもけっこう昔の曲がアフリカの路上で唄われているって、感動だ。しかも日本語で。

 

↓原曲はこちら。


小沢健二 featuring スチャダラパー - 今夜はブギー・バック(nice vocal)

「平和やなあ」

海外観光客が見込めなくなっているというKyoto。ほどほどに、空いています。

 

日頃からインバウンドなど関係なく、地元にがっちりと愛されているお店は、変わらず繁盛しているようすです。

 

でも街を歩いていると、やっぱり空いている。

大通りもスイスイ歩けますし、「おお、呼吸空間が広がったな」と感じます。

 

日本人が人口の概ねを占めていて、プラス少しの海外観光客の人たちがいるという景色。

なんだか「少し前の京都」に戻ったみたいで、懐かしさすら感じます。

10年少し前くらいの京都はこんなんだったな。

 

そんなことを思いながら歩いていると、後ろの方で学生らしき男子2人の会話が聞こえてきて

「見てみぃ。人減って、平和やなあ(しみじみ)。」と。

うん、わかる。。

 

いつのまにか、異常な人数の海外観光客に対応すべく、街中の意識が、時間も手間も空間もそっちに明け渡し過ぎていて、疲れていた。

それが今、自分たちのところに戻ってきている、そんな感覚というか。

 

海外のお客さんを相手にしていた方は本当に商売上がったりだと思うし、何より商売どころではなく、ウイルスのことで状況は戦々恐々としているべきなのかもしれない。

 

でも、起きている物事はいつだって、いろんな角度から見ることが出来るとして

この人口密度の低さについては、

「平和やなぁ。」というのが一番しっくりくる、そんな一個人の感想です。

 

寒い夜にホットシードル

昨日の断捨離のあとに、一人打ち上げのために買ったシードル(りんごの発酵酒)。気も抜けていくし残りを飲んでしまいたいけど、今日はすっごく寒いので、ホットワインならぬ「ホットシードル」を作ってみました。

 

本来はオレンジやりんごの輪切りを加えるそうですが、いま手元に無いので割愛しました。

 

【ホットシードル】

〈材料〉(1人分)

・シードル 250ml

・シナモン 1/2〜1本

クローブ 1粒

 

〈つくりかた〉

小鍋に材料全てを入れ、弱火にかける。沸騰させないように、10分ほど温める。

 

完成です。簡単で嬉しい。

 

お腹がポカポカあたたまりますよ。シナモンもクローブも身体を温めるので、アルコールとはいえ体は疲れにくいと思います。

 

シードルはアルコール度数が低めなので飲みやすいですが

アルコールが苦手な人や、お子さんと一緒のときは、りんごジュースで作るのも良いですね。

 

なにより木べらで混ぜながらじーっと温めていると、スパイスの香りやりんごの甘い香りが、ほわんとしてきて、至福です。

香りは理屈じゃない働きかけがありますね。心が落ち着きます。

 

寒い夜によかったらぜひ、おススメです。

 

 

mayuu11.hatenablog.jp

 

服の断捨離、からのシードル

時間を持て余している3連休。結局先週に引き続き、断捨離をちょこちょことやって過ごしています。今日の標的は服で、ゴミ袋2つ出ました。

 

この断捨離。最終的には内観作業に発展しまして。暇ですね。1着ずつ手にとっていくうちに、「数年前の感覚に執着していた自分」と向き合うことになりました。

 

3年くらい前の服って、「まだ着れる」と思いながら着ていたんですが、それでも薄々違和感は感じていて。

サイズこそ入っても、肌写りも表情のトーンも、決定的に「あの時の自分」とはもう違っているなぁと。顔と分離しているし、なんか変。鏡を見て、「わー、そうかー。」ってプチ動揺したり、「ふぅー。」ってロングブレスして落ち着きを取り戻そうとしたり。

 

「今を受け入れる」って、けして悲観する方に走るということではなくて、「自分を彩るものは刻々と変わる」という事実をシンプルに、ニュートラルに、客観的に、飲み込むということなのかなと思いました。とりあえず深呼吸。

 

そのほうが自然だし、常にフレッシュでいられて、今の良さが出せますしね。多少でもその頃より内面の成長があったとしたら、より「マチュア」なものが似合うようになっているのかもしれないし。そう思うと、楽しみです。

 

そんなこんなで断捨離という名の「さよなら過去の自分」儀式、終了。

けっこうエネルギー使ったので、ご褒美にシードルを買って帰りました(壮大な言い訳です)。

 

これからどんな服着たいかな〜って考えながら、林檎の甘い香りと、シュワシュワ音を楽しんでいます。