diary

日記 雑記

画面の虜

書店で、1台しかない検索画面にべったり張り付いている少年がいた。まだかなぁと遠巻きに眺めながら待っている大人が私を含めて数名。やっと離れた、というところで一番近くで待っていた女子高生がまず利用。目当ての本をすぐに見つけ、場所を印刷して退散。その次は女子高生の後ろにいた強面の中年男性が利用。この方もまあまあの滞在時間で退散。よし、次は私、、というところであの少年がまた戻ってきて、私の前を遮って画面を触り始めた。

流石に困ったので、「きみ、使ってもいいかな」と後ろから話しかけると、こちらを見ることもなく、「なんだよ、、もう、」といった雰囲気で画面を離れ、私が使い終わるとまた戻ってきて画面の虜になっていた。

彼は何をそんなに検索しているのか?後ろからチラッとのぞいてみると、それはドラえもん。彼はいくらスクロールしても尽きることのないドラえもん関連の本を恍惚と眺めていたのでした。

ドラえもんかぁ〜、わかるよ?わかるけど、それ、時間を忘れて眺めるための画面じゃないから、、。

そしてこういうとき、的確に短く注意したらいいんだろうけど、できなかったなぁ、と少し悶々としたのでした。